コロナ禍と「Dynamite勢」~人生で一番必要な瞬間に出会って~

btsBTS
公式facebookより

こんにちは!さこまよ(@Sacchan_OT7)です。
最近、忙しくて更新が止まってしまっていましたが、いろいろ考える機会があったので、更新再開第一弾として、自分のARMYとしてのアイデンティティを振り返りつつ、その過程で見えてきたコロナ禍におけるバンタンと新規ARMY(俗に「Dynamite勢」という)と、ARMY同士の繋がりについて綴ってみたいと思います。

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Dynamite勢とは

BTSは、今やみんなが知る大ヒットナンバー「Dynamite」によりアメリカをはじめ全世界でヒットチャート1位を席巻し、自身では初のBillboard Hot100で1位を獲得(3週連続)、その後2021年グラミー賞にノミネートされ、2021年ビルボートミュージックアワードで4部門を受賞するなど、そのワールドトップスターとしての地位を確固たるものにしました。

そのため、それまでBTSを知らなかったけれど「Dynamite」を聞いてBTSを好きになった、という方が日本においても多く増えました。
そうした過去にBTSを知らなかった人たちがBTSのファン(ARMY)になり、TwitterなどのSNSでも新規ファンのコミュニティを形成するなど、従来からも巨大なファンダムであったARMYは全世界的にさらに巨大化しましたね。

そんな「Dynamite」からファンになった新規ファンはしばしば「Dynamite勢」として揶揄されていることもしばしば目にかけます。
その「Dynamite勢」という呼称は誉め言葉ではないことはすぐに察しがつきますよね。

その理由は多々ありますが、大まかに言って以下の通りかなと思います。

  • 大量に増えた新規ファンのSNS上でのマナーが悪いように映る(ファンの中で培われた「タブー」を知らずに踏んでしまう)
  • 苦難もあったBTSの苦しい時代(日本では原爆Tシャツ事件が記憶に新しい)を支えてきた古参ファンの自負
  • 単純にファンが増えすぎて困惑している
  • 今後、ライブチケットが取りづらくなるのではないかという恐怖

こうした「新規」と「古参」の溝は、もちろん、ARMYの中でもDynamite以前からも常々ありました。
私自身、後述しますが、KPOP沼には結構前から生息するオタクだったので、ARMYの内部対立なども昔からしばしば耳にしており、「ARMYって怖い」「排他的」といった印象が、正直ありました。

新規と古参の溝は、今に始まったことではないのは確かですが、やはりBTSが一気に注目されだしたのがDynamiteからなので、強く意識されているのかなと思います。

私のバンタン沼落ち過程について

「Dynamite勢」という言葉が躍る中、「自分は果たしてDynamite勢なんだろうか?」という自らのARMYとしてのアイデンティティについては、正直ずっと分からないでいました。

というのも、私がバンタンを好きになったきっかけはDynamiteではなく、バンタンのことはデビュー直後から知ってはいたし、好きになったきっかけは2015年リリースの「DOPE」だったからです。

しかし、今のように深く沼った時期はDynamiteリリースの時期と重なるので、「Dynamite勢」と言えばそうだけど…といった感じでした。

ちょっと自己紹介もかねて、自分の沼落ち過程を書きますね。

KPOPにハマったきっかけは「BIGBANG」

私がKPOPそのものにハマったきっかけは、韓国で2006年にデビューし、日本では2009年にデビューした当時大人気だったヒップホップグループ、BIGBANGを好きになったことからでした。

BIGBANGは2009年、日本での2ndシングル「ガラガラGO!!」がオリコンチャートでも上位にランクインし、その年の日本有線大賞新人賞、日本レコード大賞最優秀新人賞を獲得しました。
私はその時の日本レコード大賞での「ガラガラGO!!」のパフォーマンスを見て鳥肌が立ち、そこから彼らのCDを聴き漁り、Youtubeでミュージックビデオを見て、ファンになりました。
当時は、BIGBANGの他に、少女時代、やKARAなども日本で勢いがありました。
私は、BIGBANGのミュージックビデオをミックスリストで再生する際に、その他KPOPのグループの曲をたくさん聞き、どのグループも歌唱力とダンスの実力がとても高いことに気が付くと同時に、スタイルがよくルックスやファッションも日本とは少し違った感じで、一気に魅せられていきました。

それからは、BIGBANGや少女時代やKARAの他に、東方神起、SUPER JUNIOR、2NE1、AOA、MissA、T-ARA、SHINee、EXO、BLACKPINK、TWICE、MAMAMOO、ITZYなどなど、当時流行っているKPOPは好んで聴き、来日公演があればライブに出向いたりしていました。
一番ライブに行ったのはBIGBANGですが、東京ドームで3公演あれば、3公演とも全部行く、くらいのハマりようでした。
SHINeeや東方神起の単独コンサートやYGやSMエンターテインメントのファミリーコンサートなどにも行ったりしていました。

アイドル音楽のほかにも、HEIZEやIU、Bolbbaigan4、ドラマのOSTなど、ジャンル問わず浅く広く、好きでした。
(韓流ドラマも歴史ドラマ「チュモン」をきっかけに同じ頃から好きでよく見ていました。)

バンタンとの出会い

上述のように、KPOP沼には2009年からずっと生息していたので、Youtubeミックスリストで流れてきたミュージックビデオを見てはいました。
バンタンがデビューした2013年の主要授賞式で、新人賞を受賞したことも知り、何だか新しいグループが出てきたんだな、くらいに思っていました。
しかし、当時の私を今では殴りたいのですが、BIGBANGが好きだった私は、ヒップホップ調のファッションに身を包み、ラップを歌う彼らを見て、「うーん、BIGBANGの真似?でもBIGBANGの方がいいな~」と少し斜めから見ていたんですね…
そして、当時はBIGBANG全盛期で、同じようなヒップホップっぽいグループが他にもいくつかあったのです。だから、その魅力には気が付けませんでした。

特に気に留めないまま時は過ぎ、2015年、同じくYoutubeミックスリストをエンドレスに聴いて社内の昇格試験の勉強をしていた私。(音楽を聴いていないと集中できなかった人)
流れてきたミュージックビデオがこちら。

「ん?おそわ。ばんたぬんちょうみじ?」

dope

DOPE MVより

最初からリーダーRM(当時はラップモンスターというステージネーム)の印象が強烈だったのを覚えています。
その後、メンバーが一人一人出てきて、強烈な攻めた歌詞と、一度聴いたら頭から離れない曲調、職業別の衣装、一風変わったダンスに目を奪われ、勉強の手を止め、気が付いたら口を開けたまま曲を最後まで聴いていました。

dope

DOPE MVより

「あれ?バンタンってこんな見た目だったっけ?ヒップホップ路線どこいった?」
「めっちゃラップうまい人いるじゃん(SUGA)。そしてこんなかわいい子いたっけ?(ジョングク)」
「ん?I NEED Uっていうのもヒットしていたんだな。路線がさわやか切ない系に大転換してるじゃん!」
「え?しかも曲の製作に携わったりするメンバーもいるの?(BIGBANGが自分たちで作詞作曲していたことから、こういうのにめっぽう弱いオタク)」
「おや~!バンタン、めちゃ個性的でいいじゃない!!」

「DOPE」でようやくバンタン(防弾少年団)の良さを知った私は、その後は自分のKPOPリストにバンタンの曲も追加し、他の好きなKPOPグループと同じように曲を聴き続けていきました。
新しいミュージックビデオが出たらYoutubeで見て、アルバムが出たことを知ったらダウンロードし、通勤中や勉強中に流して聴く、ということは最低限していました。

浅瀬から一気に沼落ちへ

自分の仕事が2016年から劇的に忙しくなり、BIGBANGも兵役に行き、(スキャンダルもあり)、相変わらずKPOPは好きだけど、バンタンに関しては引き続き浅瀬に生息していた私。

しかし徐々に湧き出る人気っぷりには目を見張っていました。

2016年「血汗涙」がbillboardチャートの上位に入ったこと、日本語のタイトルがインパクトが大きくて「すごいタイトルだなぁ」と思ったことも印象深く覚えています。

2017年にリリースされた「Mic Drop」ではスティーブアオキさんとコラボしたと聞いて驚き、音源を聴いて、MVを見て鳥肌が立ち「バンタン、すごくグローバルなグループになったんだなぁ!」と感心した覚えがあります。

そんな2017年~2018年頃から劇的にファンが増え、アメリカなど海外でも人気が上昇し、聴くところによるとARMYというすごい強いファンダムがいるらしい、という情報も得ていました。
新大久保に行ってもARMYだらけだな~という印象でした。
なお、このころから「BTS」という呼称に変わり、それが「バンタン(防弾少年団)」と同義だと知りました。
妹が2017年頃にBTSにハマり、ライブに行きたい、というのでチケットを手配しようとするも(この頃はまだチケットキャ〇プなどで比較的簡単にチケットが手に入りました)仕事で行けなくなったのが今思えば大変悔やまれます。

2018年リリースのIDOLで再度バンタンのすごさとユニークさに度肝を抜かれ、この頃一度本気でARMYになることを検討したのですが、この時点で既にバンタン人気がすごく「今更ARMYになってもな~。ARMY怖いしな」と二の足を踏んだのを覚えています。

また、2019年にユニクロでもBT21とのコラボがあり、すごく人気で行列ができていたというのを聞き、浅瀬組でしたがなんとかこのTシャツだけゲットしたのもいい思い出です(散々パジャマにしているのでヨレヨレで汚い・・・)笑

bt21 UT

思えば、これが最初に入手したバンタン関連グッズでした笑

そんなこんなで浅瀬で過ごしていた矢先、2020年、新型コロナウイルスの世界的な大流行で、仕事が完全にストップ。
週末にはどこにも外出できなくなり、必然的に時間が増えた私の韓流オタク活動も拍車がかかりました。
韓流ドラマを見たり、Youtubeで動画を見たり、ミックスリストでミュージックビデオをたくさん見たり、韓国のバラエティー番組を見たり。
そんな中、ふっとYoutubeのオススメに出てきたBTSのバラエティ動画。
一つ見出すと芋づる式に出てきました。
RUN BTSやVliveのファン編集動画、(ほんとは見ちゃいけないけど当時はよくわかっていなかった)ボンボヤージュシーズン1の動画などなど。

「へ~、こんなに売れてもなお、メンバー同士すごく仲が良くてすごく性格がいいんだな!」
「ていうかコンテンツ多いなw」
「え、ちょっとちょっと、お茶目で可愛すぎるんだけど!!」
「かっこよくて人気のあるテテってこんなに天然君だったの?」(浅瀬から中層へ)
「ちょいちょい!!今まで何気なく見ていたミュージックビデオって、全部ストーリーで繋がってたの?(花様年華のこと。こういう謎解き意味深系にめっぽう弱いオタク)」
「わ!!リーダーのRMってホントいいこと言うじゃん。哲学が半端なく好き」
「みんな健気で一生懸命だな(´;ω;`)」(中層から深海へ)
「ちょっと、彼らのこともっと知りたい!!!」(WeverseとVliveに登録。)
「(ON:Eというオンラインライブを1日だけ視聴)一人で見るのもなんかさみしいな~。でもリアルの友達でバンタン好きな人少ないしな~。ツイートしてもBTSネタばかりでうるさいと思われるし…」(Twitterバンタン専用アカウントを作る。ARMYであると自覚する。深海から底なし沼へ)

私のこの沼落ちの過程は、おそらくどのARMYもたどった道かと思います。
沼落ちとちょうど時を同じくして、Dynamiteが大ヒットし、ビッグヒットエンターテインメントの株式が上場して株価が爆上がりしたり、世間をにぎわせていたと思います。

コロナ禍と新規ARMY

ARMYとの出会い

自分の沼落ちの過程は、どのARMYも同じだったと思います、と述べましたが、これは私が沼落ちしてしばらくして始めたTwitterバンタン専用アカウントで知り合ったARMYさんたちの沼落ち過程を聞いて知ったことです。

私がTwitterでバンタン専用アカウントを始めた頃は、ちょうどDynamiteでバンタンを好きになった新規のARMYさんが多く、新規ARMYさんとたくさんつながることができてとても嬉しかったです。
ずっと浅瀬にはいたものの、ARMYとしては新米の私でも、みんなと同じようにARMYとして「成長」している感じがあり、分からないことは先輩ARMYさんや海外の大手情報アカウントさんから情報をもらい、みんなで共有し、日々新しい刺激に舞い上がる、とても楽しい日々でした(今もですが!)。

毎日何か新しい情報が公式アカウントから投下され、それを色んなARMYさんが考察したり、最新情報を翻訳して拡散したり、時には意見を戦わせたり、時には団結してBTSの活動を阻む人に物申したり。
動画を編集したり、インテリジェンスが光る分析的な投稿をされたり、メンバーの絵を描いたり、手芸でBT21やロゴでグッズを作ったり、メンバーの誕生日には寄付をしたり。

グラミー賞でのパフォーマンス、新曲のリリース日や、オンラインコンサートなど、節目になる日には仲良くなったARMYさんたちとオンラインで繋ぎながら放送を見て、みんなでリアルタイムで楽しみを分かち合いました。

今までKPOPを含め幅広く色んなジャンルの音楽を聴いては来ましたが、Twitterに張り付くまでの「Stan=オタク」になったことはなかった自分からすれば、毎日新鮮で、新しい文化に触れている気分でした。

コロナ禍での生活を明るく照らしてくれたBTSは私たちのDynamite

BTSが一躍ワールドスターのトップの座に躍り出たきっかけになった曲「Dynamite」は「コロナ禍におけるBTSからの応援歌」です。

‘Cause I,I,I’m in the stars tonight
So watch me bring the fire and set the night alight
Shining through the city with a little funk and soul
So I’ma light it up like dynamite

コロナ禍で僕たちBTSがDynamiteにように街を照らすよ、だから見ていて。
人生は明るく楽しいものだよ、だから僕たちを見て元気を出して。
コロナが開けたらみんなで集まって楽しもう!

そういったメッセージが込められた曲です。
コロナがなければ生まれなかった曲であるとメンバーも言っていますね。

私にとっても、コロナ禍で仕事が一時全てストップし、先の見えない不安感、イライラや憂鬱感を抱えていましたが、逆に、コロナ禍でできた時間でBTSの動画や音楽を深く知ることができ、Twitterを始めたことで多くのARMY友達ができました。

そうしたBTSの動画を見ている時間や、Twitterでの私の時間は自分にとって、とても大きな癒しになりました。
知り合って仲良くなったARMY友達は実際に会えた方も少ないですが、私がBTSの哲学やメッセージ性が好きでツイートしたり、私の書いた記事に共感してくださった方々なので、価値観や人生に対する姿勢がとても似ている方々が多いと感じています。
だから、実際に会ったことはなくても、メッセージのやり取りで仕事での悩みや人生の悩みなどを聞いてもらったり、お互いに励まし合ったり、リアルの友達には言えないことも言えてしまったり、とても貴重な出会いができたと思っています。

フォロワーさんの話やツイートを見ていると、コロナ禍で生活が変わり、みんな多かれ少なかれストレスを抱える中、「バンタンは癒し!」「元気をもらっている!」「もう一回青春をしている!」というものがとても多いです。

みんなの沼落ち過程はそれぞれで、「Dynamite」のパフォーマンスをテレビで見てからBTSを知って好きになった、という方も多いです。

Dynamiteがきっかけの人は多いですが、よく聞いて紐解いてみると、その後にYoutubeで動画を見て仲の良さや彼らの人柄を知って沼落ちした人がほとんどでした。

このコロナ禍で、BTSがここまで人気になった理由は、そこだと思います。

コロナ禍においては、Netflixなどで「愛の不時着」「梨泰院クラス」「鬼滅の刃」なども流行りましたね。
これは、そうした作品が今までに出ていた作品と比べて特に秀でていたから、ではないと思います。
コロナ禍でコンテンツをみんなが消費するようになり、「質の良いコンテンツに”みんなが気が付いた”」からだと思います。

バンタンも然りで、それまでも良いコンテンツをバンタンはリリースしてきたけど、Dynamiteで注目を集め、みんながBTSの存在を知ったことで、過去のコンテンツも含め、「BTSの良さに気が付いた人が多かった」のではないでしょうか。

そういう意味では、いわゆる「Dynamite勢」は、「DynamiteをきっかけにBTSを知ったけど、コロナ禍における自粛の風潮の中で、よりBTSのことを知る時間ができたことで、その良さに気づき、癒された人たち」と言い換えることができるのかなと思います。

もちろん、ARMYは世界にたくさん増えたので、色んな深度があると思いますが、少なくとも私の周りにいる方たちは、そうなんじゃないかと思います。

辛い時期に繋がった友達や励まし合った友達は貴重な存在です。

辛い時期を救ってくれたBTSとARMYは少なくとも私にとってはとても大切なものです。

あなたが人生で一番必要としている瞬間に、BTSと出会ったのだ

という言葉がARMYの中にはあります。
まさにその通りだなと身に染みて感じています。
特にこのコロナ禍においてARMYになった私たちDynamite勢にとってはバッチリハマる言葉なんじゃないかと思います。

SNSなどでは「新規は分かってない」「古参のマウント」「著作権侵害」「著作権パトロール」「メンバーの動画や画像を面白おかしく編集してしまう」「正義警察」「タトゥーの話」「詐欺」「なりすまし」「文化の違い」「人種の違い」などなど、日々ARMY界隈では色んな価値観の人がいるために衝突や対立も起こっています。

それは人間社会であるから必然的なことだと思います。
しかし、そのたびにARMYは話し合ってきたし、分かりあおうとしてきたと思います。

バンタンを応援したい、バンタンに癒しをもらっているという立場は同じで、せっかく好きなものを共有しているのだから、色んな価値観を学びながら、どう対応するのがいいのか、はたまた対応しない方がいいのか、常に考えつつ、自分自身の世界を広げて、バンタンを応援していけたらいいなと思います。

 

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