BTSはなぜ人気?BTSがすごい理由を7つにまとめてみた

btsBTS
公式Facebookより

こんにちは!さこまよです。
2021年はグラミー賞ノミネート歌手として大舞台でパフォーマンスを行ったBTS。
BTS(防弾少年団)の世界的な人気と快進撃が止まりませんね!
順調に沼落ちしている筆者ですが、周りからは「BTSの何がそんなにいいの?」と聞かれることもしばしば。
そんな時、彼らの良さがありすぎていつも一言で語りつくせず、魅力が伝わりきらないのがいつも悔しい!ということで、「BTSはなぜ世界的に人気なのか?」「BTSの何がすごいのか?」をBTSをあまり知らない方にも分かりやすくまとめてみることにしました。

データで見るBTSのすごさ

まず、BTSがどれくらい世界で売れているのかということが、2021年現在までに以下のような快挙の数々を成し遂げていることから分かります。

  • シングル「Dynamite」と「Life Goes On」がアメリカBillboardメイン・シングル・チャートHot 100に初登場1位を記録。なお「Life Goes On」は韓国語歌詞での1位獲得は初
  • アメリカBillboardメイン・アルバム・チャートHot 200にて、「LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’」、「LOVE YOURSELF 結 ‘Answer’」、「MAP OF THE SOUL:PERSONA」、「MAP OF THE SOUL:7」、「BE」が5作連続で1位
  • Billboardトップソーシャルアーティスト賞を2017年以来4年連続で受賞
  • 国際レコード産業連盟(IFPI)による2020グローバルアーティストチャート(Global Artist Chart 2020)で、テイラースウィフトらを抑え、非英語圏歌手では初めて1位を獲得
  • 4thアルバム「MAP OF THE SOUL : 7」が、IFPIの2020グローバルオールフォーマットチャート(Global Album All Format Chart 2020)と2020グローバルアルバムセールスチャート(Global Album Sales Chart 2020)で全て1位。同アルバムチャートではトップ10に3作品もランクイン(2009年マイケルジャクソン以来)
  • American Music Awardを2018年以来3年連続で受賞。2020年はポップ&ロックの「フェイバリット・デュオ/グループ」「フェイバリット・ソーシャル・アーティスト」の2部門で受賞
  • 「Dynamite」MVが「24時間最多視聴YouTubeビデオ(Most viewed YouTube video in 24 hours)」としてギネス認定
  • YouTube再生回数が10億回でバッジ2個、8億回で1個、7億回で2個など計15個のバッジを獲得(2020年末時点)
  • グラミー賞で韓国人アーティスト初パフォーマンス
  • グラミー賞「Best Pop Duo/Group Peformance」にアジア歌手として初ノミネート

まだまだありますが、これだけ見ても、アジア出身の歌手でここまで世界と戦えているグループは他にありません。
何かの賞を受賞したり、ランキングで1位を獲得するたびに、TwitterなどのSNSにおいては「BTS PAVED WAY(BTSが道を切り開いた)」が世界中でトレンド入りします。

なんといってもキレのあるダンスと歌唱力の高さ!

BTSのパフォーマンスは一糸乱れぬ激しいダンスと、踊りながらでも音程を外すことなく歌い上げる歌唱力の高さに定評があります。

BTSは「僕たちはパフォーマンスのチーム」とよく語っていますが、彼らのパワフルなステージは圧巻!

まず見てほしいオススメの動画を貼り付けておきます。

個性的でインパクトのあるミュージックビデオ

IDOL

2018年リリース。
激しいダンスと個性的なミュージックビデオが鳥肌!!

DNA

2017年リリース。
12億回越えの再生数!
ビジュアル大爆発!!

DOPE

2015年リリース。
個性的なダンスと、挑戦的な歌詞が印象的。
(筆者がBTSを好きになったきっかけのMV)

MIC DROP

2017年リリース。
このMVはSteve Aoki Remixです。
アンチや批判に屈しない、という強いメッセージが伝わってきます。

I NEED U

2015年リリース。
BTSが一躍、トップスターダムへ駆け上がったきっかけとなった作品。
「花様年華」 (後述)のコンセプトが織り交ぜられた謎めいたMVのストーリーが展開されています。

圧巻のステージパフォーマンス映像

「The Tonight Show」での「IDOL」

韓国の歴史的建造物「景福宮」をバックに、韓国の民族衣装を思わせる衣装で「IDOL」のパフォーマンスをするBTS。
もう、かっこよすぎるのなんのって!!!!
しかもこれ、生歌なんですよね。
こんなに踊って、生歌で、しかも、民族としてのプライドを爆発させる彼らを誇りに思わない韓国人はいなかっただろうと思いました。

2019「MAMA」でのステージ

2019年Mnet Asian Music Award(MAMA)でのステージは大賞受賞のアーティストにふさわしい、大掛かりなステージセットで、見る者を圧倒するスケールです。
初期のHIPHOPナンバーから、2019年のヒット曲「Boy with Luv」というポップなナンバー、「Dionysus」のパワーあふれるパフォーマンス、メンバーのジミンによる現代舞踊を織り交ぜたパフォーマンスまで、BTSのパフォーマンスと音楽性の幅広さが分かるステージです。

ダンス練習動画もすごい!

BTSの公式Youtubeには、ダンスのフォーメーションや振付がよくわかるように撮影された「Dance Practice」動画も多数上がっています。

それだけ見ても、彼らのダンスのすごさが分かります。

ON

こちらは2019年にリリースされた「ON」の練習動画。
すごすぎる、の一言です。

「Dynamite Dance Break Practice」

2020年MMAのステージの練習動画。
ダンスブレイクバージョンです。(SUGAが手術のため不在)
2:10あたりからが胸アツで、個人的にとっても好きな動画のうちの一つ。

おまけ「War of Hormone Halloween ver」

毎年ハロウィーン付近になると仮装をした姿で練習動画を披露してくれるBTS。
特にこちらの動画は仮装が本気すぎて、大爆笑です。
彼らのユーモアのセンスの高さがここからも伺えます。

BTSの仲の良さに癒される!チームワークがすごい!

一通りダンス動画やステージ動画を見ていると、Youtubeなどで「おすすめ」動画として上がってくるのが、バラエティ動画を再編集したものや、彼らの日常を映した動画です。

BTSは毎日のようにこうした日常の動画やバラエティ動画を更新するため、ファンが再編集したものも合わせると、本当にたくさんの動画の数があります。
そこで分かるのが、彼らの仲の良さ!!
そして、仲がいいからこそ、バラエティーやインタビュー動画などでふざけ合ったりする楽しい姿が見られて、見ているこちらまで大笑いさせられます。
また、「Run! BTS」というオンライン配信(無料)のバラエティー番組では、まるで芸人のように体を張る彼らの姿に大爆笑させられます!

一方で、意見がぶつかったり、人気の中にあっても重圧などで悩んだりうまく行かなくて涙する姿なども見られ、そんな中にあっても、メンバー同士励まし合って頑張る姿に感動させられることも度々。

BTSのチームワークに焦点を当てたこちらの記事もぜひ合わせてご覧ください。

チームワークはBTSから学べ!BTSが最強のチームである7つの理由
飛ぶ鳥を落とす勢いで数々の偉業を成し遂げているBTS。BTSの成功やファンが熱狂する理由を、彼らのチームワークの面から掘り下げました。最強のチーム作りをするにおいて、参考になることがたくさんあったので、エピソードを交えてご紹介します。

多くの動画が無料で公開されているので、ぜひご覧になってみてください。
以下のプラットフォームは必見です!

おすすめの動画

RUN!BTS

RUN!BTSは2015年からBTSがVLIVEにて配信しているバラエティー番組。
昨年からはWeverseにても配信されています。

毎週、彼らが体を張ってミッションにチャレンジしたり、ゲームをしたりする姿が見られますが、これがコントを見ているようで本当に面白い!!
世界を股にかけて、すごい記録を成し遂げているグループだとは思えないくらいの面白い、可愛い姿が満載です。

Youtube チャンネル「BANGTANTV」

BTSの公式Youtubeチャンネル「BANGTAN TV」では彼らの日常を見ることができます。
上の動画は2020年BTS FESTA(毎年BTSがデビューした6月13日付近のお祭りウィーク)での動画です。
仲良く料理を作ったり、お互いへの感謝を語ったり、彼らの歩んできた歴史を垣間見ることができます。

VLIVE等におけるライブ配信

YoutubeやVLIVEのBTSのチャンネルでは、ゲリラ的に、もしくは予告したうえで、メンバーがライブ配信を行うことがよくあります。

コメント欄で会話をしながら、何気ない日々の話をしてくれたり、メンバーの誕生日や、何かを成し遂げた後のお祝いの動画など、過去のアーカイブもたくさん残っています。

こうしてファンとの交流を大切にしているBTSなので、大スターでもその存在が身近に感じられて、親近感が湧くのも、人気の理由ですね。

作詞作曲を自分たちで行い、メッセージをダイレクトに伝える

BTSが海外で評価されている理由の一つが、メンバー全員が作詞・作曲に携わっているということもあります。
自分たちの主張やメッセージを込めた曲だからこそ、ファンの心に直接訴えかけることができるのです。

また、BTS(防弾少年団)のグループ名には「10代や20代の若者に向けられる社会的偏見や抑圧を防ぎ、自分たちの音楽を守り抜く」という意味が込められています。

そのコンセプトから、BTSの曲には「恋愛」ものなどよりも「人生」を歌った曲が多く、多くの若者から共感を得ています。

努力をしてもなかなか報われない閉塞的な社会に物申し、自分のやりたいことをやるべきだという力強い歌詞であったり、「無理に夢を持たなくてもいい」という寄り添うような歌詞が胸に刺さります。

こちらの「ベップセ(Baepsae)」という曲は、まさにそのような、抑圧的な境遇の中でも成り上がってやるんだぜ!という気概が感じられて大好きな曲です。

ベップセとは、韓国語で「ダルマエナガ」という鳥のことを意味しますが、「ファンセ」=コウノトリのように足の長い鳥の真似をすると足が裂けてしまうので、ベップセが見ぬほど知らずにコウノトリの真似をするな、という韓国のことわざに着想を得ています。

BTSは当初、韓国内で小さな事務所からデビューしたため、周りからは「成功しない」と言われてきたといいます。
そんな自らの境遇を歌ったものであるがために、ぐっとくる歌詞です。

一方で、BTSが掲げ、メンバー全員が共有している哲学として「Love Myself」というものがあります。

BTSは2018年、国連にて、このLove Yourselfというコンセプトに基づきスピーチを行っています。

「どんな人でも何でも100%完ぺきにできる人はいない。それでも人生を生きていかなければならない。過去の自分の失敗も含めて、自分なんだ、と受け入れてあげること、自分を大切にすることが人生を生きていくうえで一番大切なんだ」とリーダーのRMは語ります。

同じインタビュー内で、「自分を大切にできれば他者をも大切にできる」と語ったジミンも印象的でした。

そうした一貫した「Love Myself」の哲学が一貫して、彼らの作る曲の根底に流れていて、それもまた、ファンの心をつかんで離さない理由の一つです。

BTSはリーダーのRMをはじめ、常に深く内省し、悩みを曲に昇華しています。
彼らの日常や悩む姿を動画やインタビューなどで知り、それゆえに曲に込められた意味を理解し、ファンは一層、BTSの作る曲に感動するのですね。

メンバー一人一人の人間性に惹かれる

先ほど述べた動画や、直接メンバーが作詞作曲した曲から伝わってくるのが、メンバー一人一人の人柄の良さです。
一人一人が努力家で、バラエティー番組などに出ても常に謙虚。
ファンを大切にし、何かあるごとに「ARMY」と口に出してくれます。
リーダーのRMをはじめ、インタビューで語られる彼らの言葉にはいつも重みがあり、しっかりと自分の考えを述べることができるのも、海外をはじめ、多くの人から評価されている点ですね。

一方で、ステージ上ではとってもかっこよく、公の場ではしっかりとした受け答えができるのに、バラエティー番組などでは庶民的な一面だったり、とても可愛い顔を見せてくれるのも、ファンにとっては魅力的なポイントの一つです。

「花様年華」に始まる深い世界観と知的探求心をくすぐる仕掛けづくり

BTSは2015年「I NEED U」のミュージックビデオに始まる壮大なストーリーを2020年にリリースした「MAP OF THE SOUL:7」までの5年にわたり展開してきました。

「花様年華」とは「人生で最も美しい瞬間」「青春」を意味する言葉ですが、BTSはこの花様年華のコンセプトに基づいてミュージックビデオをストーリー仕立てにしてリリースしたり、日記形式のストーリーブックやウェブトゥーンを出版してきました。

ミュージックビデオは全てつながっており、そこには謎めいたストーリーを紐解くカギが散りばめられています。
また、その鍵を理解するには、ヘルマン・ヘッセ「デミアン」やアーシュラ・ル=グウィン「オメラスから歩み去る人々」などの文学の知識、ギリシャ神話の知識、ユングの心理学、もしくはSF小説や映画などの知識が必要になるため、おそらくたいていの人は一度では理解できません。

そのため、ミュージックビデオがリリースされるたびに、ファンの間では考察や解釈が飛び交い、常に話題になるのです。

また、さらに面白いことに、何かカムバックやリリースがあるたびに、花様年華のストーリーを連想させる仕掛けをなんの説明もなしに投げかけてくるのです。
例えば、SNSなどの更新の日付にヒントがあったり、架空の花屋さんのブログがアップされ、それが花様年華のストーリーを理解するカギになっていたり・・・

もう手が込みすぎていて壮大な謎かけを解くスリルや、頭脳を試されている感じがして、さらにオタクを熱くするのです(涙)。

また、それが花様年華という架空のストーリーにとどまらず、アイドルとして成長する7人の精神性ともリンクする部分が感じられるなど、非常に巧妙に作りこまれています。

そのため、ファン層も実に広くなっています。
こうした仕掛けや、深い哲学的歌詞やミュージックビデオに魅了され、ARMYの中には大学教授などの知識層も多くいるようです。

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なお、花様年華、MAP OF THE SOULについてはこちらの記事をご参照ください。

徹底解説!BTS「花様年華」のストーリー
BTSの花様年華のストーリーをミュージックビデオを見ながら解説します。花様年華は子供から大人への成長の過程で経験する葛藤を乗り越え、自分を愛することを学び、成長していく様を表したストーリーです。また、BTS7人のアーティストとしての成長についても関連があります。
BTS「MAP OF THE SOUL」とユング心理学の関係性
BTSの楽曲を理解するうえで欠かせないストーリー「花様年華」に続くストーリーである「MAP OF THE SOUL」について、ユング心理学の「心の地図」の概念をご紹介しながら、ミュージックビデオに隠された意味を紐解き、BTSが私たちに伝えたいメッセージを解説します。

BTSの成長物語を追体験することができる

BTSはどんなに人気が出ても、謙虚で気さくな態度が大変好印象ですが、その裏には長い下積み時代があったからこそだと感じられるエピソードが多々あります。
そんなBTSを追っていると、小さな事務所からスタートし、なかなかテレビへの出演機会がもらえなかったり、様々な批判などに遭いながらも、絶え間ない努力により韓国を代表する一大スターへとのし上がった彼らの成長の物語を追体験することができるような感じがします。

記憶に新しいのは、2021年3月24日に放送された「You Quiz on the Block」という番組内で語られたメンバー自身の練習生時代の苦労や、人気が出ても「高く飛びすぎて怖くなった」という重圧を感じ、解散まで考えたエピソードです。

しかし、それらを乗り越えて2020年世界的に大きな成果を残し、2021年のグラミー賞ノミネート、及び単独パフォーマンスを行うまでに成長した彼ら。
そして、今後も更なる飛躍を感じさせてくれます。

そんな壮大なサクセスストーリーを一緒に追っている気分になりますし、謙虚に自分たちの道を突き進む姿を見ていると、見ている私たちも頑張ろう!と力をもらえる気分になるのですね。

また、そんな彼らをずっと応援していたい!とファンは思うのです。

そして、今は人気絶頂の彼らですが、メンバーは冷静かつ客観的に自分たちの立場をよく理解しており、「いつか終わりは来る。だけど、最後の時までステージに立っていたい。」と語ったSUGAの言葉には、胸が熱くなるものがありました。
今を一生懸命過ごし「毎瞬間、最後だと思って生きる」と語るリーダーのRMの言葉などからも、「自分たちの最高」を見せてくれる彼らを、しっかりと目に焼き付けておきたい、と思いました。

 

まとめ

BTSがすごい理由、人気の理由をまとめました。
世界的に音楽の売り上げが2020年は1位に輝き、ダンスや歌のパフォーマンスどれをとっても卓越しています。
さらに、花様年華という壮大なストーリーをミュージックビデオに隠したり、様々な謎かけをするなど、ひと時もファンを飽きさせない仕掛けづくりがとても上手。
一方で、その活躍の裏には、絶え間ない努力と、重圧やプレッシャーに打ち勝つためのチームワーク(支え合い)があるからこそだということが分かります。
また、彼らの作品には彼ら自身の言葉や思いが込められていて、聴くものを感動させる力があります。
作品や日々の動画などからにじみ出る彼らの謙虚な人柄も、人気を博す大きな理由ですね。

知れば知るほど好きになる、まさにそんなグループがBTSだと思います。

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