こんにちは!さこまよ(@Sacchan_OT7)です。
2022年5月5日午前0時、ついに公式からBTSの新アルバム「PROOF」について告知がありました。
#BTS #방탄소년단 Proof#BTS_Proof pic.twitter.com/CT6kyu059w
— BIGHIT MUSIC (@BIGHIT_MUSIC) May 4, 2022
今回は、これまでの匂わせやスポと思われるメンバーのコメントを踏まえて、今回の「アンソロジー」アルバム「PROOF」について考察したいと思います。
アンソロジーの意味について
「アンソロジーアルバム」とは?
2013年から休むことなく走ってきたBTSが今年6月、デビュー9周年を迎えます。変わらぬ愛情と応援を送ってくださいましたARMYの皆様のおかげです。
10年目のアーティストとして新たなチャプターの幕を開けるこの瞬間、これまでの活動を振り返りその意味を心に刻むために、BTSの歴史を凝縮したアンソロジーアルバムを発売することにいたしました。
合わせて3つのCDで構成されたアンソロジーアルバム『Proof』は、新曲3曲を含め、BTSの過去・現在・未来に対するメンバーの考えを盛り込んだ多彩なトラックで構成されています。
BTSのアンソロジーアルバム『Proof』への多くのご関心をお願いいたします。ARMYの皆様と歩んできた歴史を感じていただきながら、これからの旅路も一緒に進んでいけることを願っております。
(Weverseお知らせ文より抜粋)
Weverseの告知文に度々掲載される「アンソロジー」という言葉、あまり聞きなれないですね。
過去、「アンソロジー」と名のついたアルバムをリリースして有名なのが、ビートルズやマイケルジャクソンですね。
彼らのアンソロジーアルバムは、これまでリリースされてこなかったデモ音源や未発表のミックスなどを含むものでした。
ということは、今回のBTSアンソロジーアルバムも、新曲3曲以外は過去の未発表音源(RMのVLIVEなどで度々、音源を公開してくれますよね)を集めたものなのかと思われます。以下、未発表のデモを過去にメンバーが披露してくれた時の映像を集めたスレッド↓
bts demo/unreleased songs — a needed thread pic.twitter.com/JU6jJciUqS
— sab⁷ #btsproof (@alpacajintae) May 5, 2022
アンソロジーの語源
BTSのアンソロジーアルバム『Proof』
アンソロジーの語源はギリシア語の「アントロギア」(anthologia)である。anthos + logia という構成の語彙で、そのまま英語に置き換えると「flower collection」つまり「花束」を指す意味となる。
— Sacchan_OT7🐈シュレディンガーの猫 (@SacchanOT7) May 4, 2022
私は何か「匂う」言葉があるとまず言葉の意味をGoogle先生に聞くのですが、アンソロジーの意味を調べてみたところ、トップ記事でこんな語源があることが分かりました。
アンソロジー(anthology)とは、一般的には、複数の作家が特定の題目(テーマ)で手掛けた作品をまとめた「選集」のこと。あるいは、同一作者の作品群から特定の基準で選りすぐった作品集のこと。
アンソロジーの語源はギリシア語の「アントロギア」(anthologia)である。anthos + logia という構成の語彙で、そのまま英語に置き換えると「flower collection」つまり「花束」を指す意味となる。
古代ギリシアにおけるアントロギア(anthologia)は、もっぱら「詩集」を指す語であったが、現代では短歌や短編小説、マンガ作品などの選集もアンソロジーと呼ばれている。
(weblioより)
この中で、気になる言葉が「花束」です。
以下の記事でも書きましたが、今回のPtDコン以降、「花」の匂わせがとても多かったですよね。
スメラルド公式インスタグラムでも、「花トラック」がアップされましたし、PtDコンでのスメラルドの花のドアップ、メンバーの衣装やアクセサリーの花モチーフ、テヒョンのインスタグラムの「花」など、たくさんの匂わせが来ていましたね。
ここまで「花」を押し出してくる理由があると思っていましたが、「アンソロジー」が「花束」という意味であれば、つじつまが合いますね!
これで、「花」の伏線が回収されました。
次は、衣装やカムバ告知トレーラーにもあった「蝶」の伏線ですね・・・
どう回収されるのか??
5/7追記:アルバムに収録される新曲「Yet To Come (Most beautiful moment)」のジャケットが蝶々でした…!!!
The most beautiful momentなんて…😭
花様年華じゃん…
Yet to Come(まだこれから)なんて、僕たちの花様年華はまだこれからも続くということか…
そして、このジャケット、蝶々🦋だね…#BTS_Proof https://t.co/2xVn9Iwb3V pic.twitter.com/qHcTAsDXeq— Sacchan_OT7🐈シュレディンガーの猫 (@SacchanOT7) May 6, 2022
「PROOF」の意味について
Permission to Dance on Stage LAでのRMのコメント
PtD LA Day1ナムさんメントで今回の #BTS_Proof のヒントをくれていたのですね。
BTSがBulletで
ARMYがProof#BTS と #ARMY が合わさって初めて #bulletproof =防弾、になるということか😭今回の #proof はARMY=BTSの存在証明を意味するアルバムか…🥺 pic.twitter.com/vTsmx7e80i
— Sacchan_OT7🐈シュレディンガーの猫 (@SacchanOT7) May 5, 2022
Permission to Dance on Stage LAには筆者も参加しましたが、その初日のRMのエンディングコメントには号泣しました。
まさか、ここにスポがあったなんて!
PtD on Stage LA初日のRMのエンディングコメント(英語から翻訳)↓
僕たち(WE)は弾丸(Bullet)で、あなたたち(YOU)は証明(Proof)である、
だからこその、We are Bulletproofだったのですね。
そして、今回のアンソロジーアルバム「Proof」は、このLAでのRMのコメントから類推するに、「ARMY」を意味しますね。
そして、そのARMYとは、まさにBTSの「存在証明」となります。
このロゴも、ARMYのロゴが使用されていることから、ProofがARMYを意味することが分かりますね。
ME,WEについて
MAP OF THE SOUL以後のNew Chapter
BTSとARMYが合わさって初めて「防弾少年団」(BULLETPROOF)になる。
ARMYがいて、BTSがいる。
ARMYはBTSの存在証明である。
だからこそ、MEはWEであり、IはYOUであるのですね。
これまでのスポと繋がってきたように思います。
ME,WEの意味を調べた時モハメドアリがME,WEと言った時の言葉が出てきて、意味は諸説ある⬇️
✔️自分は皆がいて存在している
✔️俺は、俺たちだ
✔️俺の存在の証明は俺を含めた仲間たちそのもの
モハメドアリのポスターがバンタンのデビュー当時の作業室にあった。MOTSまでは自分の心の成長の話+#BTS_Proof https://t.co/jJfHJX4iJj— Sacchan_OT7🐈シュレディンガーの猫 (@SacchanOT7) May 4, 2022
この前のRMのインスタのストーリーで挙げられたBolbbalgan4の「You(=i)」や「I purple You」も、全てヒントだったのかなと思います。
ナムさんが理由もなくbolbbalganをツイートした訳はなくて重要なのはこのタイトルの方だと思う
you=i
ME,WE,HER,YOU,I
WE are ME(Bulletproof)
そういえばこの前のインスタストーリー、I (purple you)も怪しかった。
君は僕、僕は君
私は皆、皆は僕
皆一つの宇宙
You are my universe
communion#bts https://t.co/Qcfhr2YLeG pic.twitter.com/py9dB1S2ZB— Sacchan_OT7🐈シュレディンガーの猫 (@SacchanOT7) May 2, 2022
花様年華からMap of the soulまでが「少年から大人へ」成長する過程の自我の葛藤、自分を受け入れることで心の地図を見つけて成長する、自分自身のストーリであったことを加味すると、これからのNew Chapterは、その続き「他者との関わりの中で人間として成長する」過程が描かれるのではないかと思います。
今振り返りたい「INTO THE MAGIC SHOP」
FAKE LOVEのティーザーにも登場し、元ネタになったとも言われている本「INTO THE MAGIC SHOP」で、人生を生きるうえで最も重要なことの一つは「共感」や「人との繋がり」「愛」であると述べられています。
共感とは、他者の苦しみに気づき、その苦しみを和らげようとする意識だ。他者に共感するには、自分に共感しなければいけない。自分に厳しく当たりすぎ、他者に差し伸べるのと同じやさしさを自分にゆるさない人は多い。自分に本当にやさしくできなければ、愛とやさしさを他者に与えることはできない。
『INTO THE MAGIC SHOP』ジェームズ・ドゥティ著 邦訳版p257
人の心を開き、お互いを無条件に気にかけさせるのは、この人間性のつながりだ。他者を自分と同じ存在として見ることだ。(同書P259)
思いやりとは他者の身になって考えることで、共感の主要な一部だ。(中略)親切な行いは波のように広がり、友達や周囲の人を親切にする。それは、人から人へと感染し、社会を正しい方向に導く。(同書p260)
無償の愛は、あらゆる人とあらゆるものを変える。愛にはすべての美徳がある。愛は傷を癒す。(中略)愛こそが人間を人間たらしめている。(同書p261)
INTO THE MAGIC SHOP読んだ時のまとめツイート。
今後のBTSのストーリーはMEとWEの話だと思うので、復習しよう。
WEがあってのMEで、MEがあってのWEなんだ。
自分を愛し、自分に共感することができれば、他者に共感し、思いやり、愛を与えることができる。
愛こそが人間を人間たらしめる#BTS_Proof https://t.co/F6xSks0klu— Sacchan_OT7🐈シュレディンガーの猫 (@SacchanOT7) May 6, 2022
花様年華の核とも言える楽曲FAKE LOVEの主要メッセージを知り、Loveyourself(ME)を経て、初めてWEを意識することができる。
そうして人間として発展していくための、New chapterに入る。
この本を読むと、まず、New chapterに行く前に、一度BTSの過去現在未来を振り返り、過去の彼らのメッセージを理解すること、そうすると、ME,WEで彼らが言いたいことも分かるようになると思います。
自分と、自分に共感し、守ってくれる存在である他者、ARMYを表す「PROOF」。
自己(Bullet)と他者(Proof)の交わりの中で、真の「防弾」として、社会の抑圧から若者を守る、という彼らのメッセージ、泣けます。
2021 FESTAのアーミー万物商店より
2021年のフェスタの動画を思い出しますが、彼らが誹謗中傷を受けて辛かった時も常にARMYが彼らをかばってくれて有難かった、と言います。
BTSが弾丸で、ARMYが彼らを守る盾になっていた、とも言えるのかもしれません。
そして、そうしたファンに支えられて、初めて「防弾少年団」として、「若者を社会の抑圧から解放する」役割を果たせたと言えるのでしょう。
WEは、BTSメンバーだけでなく、8人目のメンバーである、ARMYも含まれる、ということですね。
こうして振り返ると、WE ARE BULLETPROOFの意味が、より鮮明に分かる気がします。
BTSの過去現在未来を振り返るための「PROOF」
27회 더쇼초이스의 주인공은 방탄소년단!!
음악방송 첫 1위 수상을 축하드립니다😊 이 기세로 더 대박나길 바랍니다!! 아미도 축하드려요 #방탄소년단 #더쇼 @bts_bighit @BTS_twt pic.twitter.com/BfZSAm6Y8P— THE SHOW (@sbsmtvtheshow) May 5, 2015
カムバックの告知があった日を5月5日にした理由は、BTSが音楽番組で初めて1位を獲得した日だからではないか、という考察がありますね。
それもあるかもしれませんが、一方で、私は、5月5日は韓国でも子供の日であり、昔から5月5日になるとメンバーたちがSNSにメッセージを残してくれたことから考えるに、BTSが社会の抑圧から「若者」を守る存在であること、そうしたメッセージを2013年デビュー以来ずっと発信してきたことと関係があると思います。
このアルバム「PROOF」は、BTSがデビュー以来発信し続けてきた彼らのメッセージをもう一度振り返ってほしい、そして、そこから今後のNew Chapterを一緒に歩んでほしいという意味が込められているのだと思います。
去年のButterのカムバック前からもTeaserなどで度々、匂わせがある「花様年華」についても、そんな意図があったのだと思います。
つまり、Dynamite以降の新規ファンが多くなっている今、彼らのメッセージや活動の哲学が込められた「花様年華」「BU」を知らないファンが多く、彼らと一緒にNew Chapterを歩むうえで、そんな彼らの歴史を一度振り返っておいてほしいという投げかけだったのだと思います。
今回のアルバムのweverseの告知文を再度見てみます。
10年目のアーティストとして新たなチャプターの幕を開けるこの瞬間、これまでの活動を振り返りその意味を心に刻むために、BTSの歴史を凝縮したアンソロジーアルバム
BTSの過去・現在・未来に対するメンバーの考えを盛り込んだ多彩なトラックで構成
これまでの活動を振り返り、その意味を心に刻むために、とありますね。
また、過去・現在・未来に対するメンバーの考えを盛り込んだ、とあります。
余談ですが、過去、現在、未来、の時間の流れ、を感じさせる描写ですが、今回の告知の動画の最初も、時計の音で始まりました。
ジョングクのインスタグラムの時計の音、ホソクの時計の画像など、直前に「時計」「時間」を思わせる投稿があったのも、面白かったですね。
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思い出すと、花様年華のストーリーは、「過去」にタイムリープし、「現在」を変えようとする物語でした。
そのタイムリープを通じて、本当に大切なのは「心の地図」であると気が付き、「ON」が収録される「MAP OF THE SOUL:7」へと続きます。
「ON」は、「現在」のスタート地点から、目の前の恐怖や痛みと向き合い、「未来」へ進んでいくという決意を歌った曲ですね。
CHAKHOは近未来でも前世で繋がる7人の物語でした。
今後のNew Chapterは、「この先、何歳になっても、(ダンスは控えるかもしれないけど)ずっと7人でステージに立ち続けたい」という彼らが最近よく口にするメッセージにもつながるのかなと思います。
ここで今一度、過去を振り返り、一緒に、「WE」として「防弾」の道を進んでいきましょう、というメッセージですね。
だとすると、このアンソロジーアルバムはNew Chapterのための準備で、本当のNew Chapterは別途用意されているのではないか、とも思えます。
今後も、目が離せないですね。
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